名古屋の激オルタナティブハードコアバンド"Dancebeach"の1stアルバム！

HOLEWATER、Beryneckというバンドの中心人物として名古屋アンダーグラウンド・シーンの中核を担い、日本列島の中心に位置する名古屋を軸に、ハードコアとポスト・ロックなど、異質なバンドが交わるきっかけを作る功績を長きにわたって果たしてきたYama。Dancebeachは、彼が満を持してフロントに立ってG&Voを担当し、サンディエゴ出身のアメリカ人ベーシスト、Charleyらと共に'04年に結成、'07年に Ryuichiが新ドラマーとして加入し、現在のメンバーとなった。これまでの共演者リストを見れば、地元・愛知のNICE VIEW、BLACK GANION、ORdER、ROTARY BEGINNERS、ZYMOTICS、6eyes、etc…のみならず、bloodthirsty butchers、U.G MAN、struggle for pride、Naht、the futures、JOY、VELOCITYUT、SPIRAL CHORD、theSunなどなど、地理的な距離だけでなく、音楽的な隔たりも軽々と越えて様々なバンドと交流してきたことが解る。彼らのサウンドは、敢えて位置付けるならポスト・ハードコアであるが、そのキーワードは、バンド名にあるとおり"ダンス"! 例えば、Gang of Four、Minutemenを経て、FUGAZIにまで至る、ヒネクレたファンクネス的グルーヴに、初期USハードコアの高速ビートの眩暈にも似たゆらぎに共通する、身躯が揺り動かされざるを得ない根源的なエネルギーを見出し、それを強靭に具現化。さらにはダブやエレクトロニカまで吸収し、センスフルなサウンドを追求する。結成6年目にしてリリースされる今回の1stアルバム『Beat From Experience』は、エンジニアにU.G MAN、Limited Express(has gone?)などを手がけた松本健一を迎え、中村宗一郎のPEACE MUSICにてマスタリングを敢行。ゲストにZ、hununhumの根本潤(Sax)、KIRIHITOの早川俊介(Per.)、NERVS、 struggle for prideのグッチン(G)らが参加し、現在のDancebeachの全てを凝縮した強力な作品となった。2007年にLess Than TVよりリリースされたV.A.『STRANGE』で垣間見せた、燻し銀の極太ビートで攪拌する混沌が絶妙に精錬され、彼らがリスペクトするBLACK FLAGの方向性と通じるものを感じさせながらも、メンバー3人の個性が激突するストレートな勢いの日本人離れしたカッコよさが遺憾なく発揮されている。（レーベルインフォより）